コピーライティングと聞くと、言葉のテクニックやうまい伝え方のノウハウというイメージもあるかもしれません。
- 「誰でも簡単に」「一瞬で〇〇できる」「悪魔の◯◯」といった強烈な言葉や言い回しを使った表現
- 「今だけの限定品です」「ラスト一点しかありません」と、感情を揺さぶったり行動を喚起させる煽り文句や心理テクニック全般
- 比喩、擬人法、倒置法、反復法、体言止め、などといった文章を彩る表現技法や工夫
などといった表現の仕方、行動を喚起させる心理テクニックといったイメージがもたれがちです。
実際のところ、これらが間違っているとはいいませんし不要ということでもありません。むしろ必要なことです。
ただし、これらの手法で商品を魅力的に伝えていくことは大事ではあるのですが、実はそれ以前により重要な要素があります。
というか、この要素でライティングの8割が決まるといっても過言ではありません。
それが「素材」です。
素材というのはライティングの元ネタみたいなものです。
具体的には、販売者の資格や実績、顧客数、商品価値を裏付ける統計データや資料、商品がもつ希少さ、お客さんの声、お客さんの悩み・欲求・感情、第三者機関のお墨付き、医者や弁護士や政治家や芸能人など権威ある人物が顧客にいること、著名人からの推薦などといったものを指します。
これらはすべてコピーの素材です。
素材が揃っていれば、あとはそれらを適切な順番に配置するだけでも十分に売れる文章が書けるようになります。最初にお伝えした表現の仕方、行動を喚起させる心理テクニックといったものもほとんど必要ありません。
料理でたとえれば、どれだけ料理の腕が確かであろうと、食材がぼろぼろで賞味期限ギリギリのものであったら美味しくなるのに限界があるようなものです。反対に、料理の腕がそこそこだとしても、一流の食材たちが揃っていればよほど変な作り方をしない限り不味くなることはありません。妙なスパイスや凝った盛り付けもいりません。
ライティングも同じです。
どう書くか、どう表現するかよりも、そもそも良質な素材を集められるかが最終的な成約に大きく影響します。
しょぼい素材しかなければ、どんなに頑張ってライティングして伝えようとしても10の価値しか伝わらない。一方で、素材が良ければ多少下手くそにライティングしても50くらいの価値が伝わる。そんなイメージです。
ライティングは書く前の段階で8割ほど勝負が決まっています。
私もライターとしてこれまで様々な商品販売に携わってきましたが、売れる商品になるかどうかはライティングする前からある程度目星がつきます。集まった素材の数にも質にも大きな違いがあるからです。
素材が少なくて質も悪ければ、正直けっこう苦労してライティングしなければなりません。
無理矢理にでも商品価値の高そうな部分を探してきて、その一点にフォーカスして訴求するしかできなくなることだってあります。
ということで本日は、ライティング以前の素材集めの重要性についてでした。
ぜひ自分の商品販売において良い素材はないか見つける、探す、作るという視点をもってみてください。
